ひとみのダイアリー  
 
松本龍さんプライベートパイロット試験合格
 

ロサンゼルス在住の龍さんが晴れてプライベートパイロット試験に合格しました。ヘリコプターとの出会いは二十歳の誕生日の朝、お父さんに起こされ、行き先も知らされず車に乗り、『パイロット体験操縦』をプレゼントされたことでした。その日の体験操縦は私がインストラクターとして飛ばせて頂きましたが、マリナ・デルレイとロサンゼルス国際空港上空で、『ヘリコプターに乗るなんて思いもしなかったので今飛んでいることが信じられない』と言ったのを覚えています。その後早速パイロット訓練をスタートすることになり、アルバイトをしながら週1、2回のペースで一年間通い続け10月30日合格となりました。試験の一週間前は仕事が終わって毎日クラスに通うハードスケジュールになり疲れを感じる日もあったようですが、試験前日は体調、知識、フライト技術共に万全なコンディションに仕上がり、試験では今まで勉強した事を100%発揮することができたようです。
試験会場は航空空域クラスCのサンタアナ・ジョンウエイン(SNA)空港で、試験官はMr.ロッド・アンダーソンでした。トーレンス空港をベースにコンプトンとロングビーチで訓練を重ね、単独飛行クロスカントリーはコロナ経由フレンチバレーに行きました。ファミリアでない空港でのフライトは景色が変わりマニューバーに影響され、管制塔との交信、インバウンドやアウトバンドなど空港オペレーションに判断力を要求されますが、弱い箇所が分かり、ライセンスを取得する前にしっかりカバーできる事がメリットです。積極的に管制塔とコミュニケーションをとり、一人で操縦桿を握り離陸する姿は頼もしく感じました。


試験会場に到着し、ドキドキしながら試験官を待つ龍君でした。

口答試験にパスし、次は実技試験。試験官と飛行前点検をする様子。『自分は出来ると強く思う事』と先輩から伝授。

 
   
3階建てビル屋上の試験会場へリポートから試験官を載せて離陸する様子。   屋上へリポートにスティープアプローチで着陸し、試験官から合格を知らされ機内で握手する様子。   パイロット免許を握り締め、試験官と握手して記念撮影。
 
     

パイロットになり、足取りが軽い。

  リフュールのためシグネチャーでコーヒータイム。『今まで飲んだコーヒーで一番うまい!』らしい。   パイロットになって初めてのフライトは試験会場からベースのトーレンス空港への帰路になった。   真剣に授業を受けたクラスルームの席に座った顔はいつもと違う満面の笑み。
 
 
 
  龍君の合格祝いに中華レストランへ行きました。中国の青島ビールで乾杯。揚げ餃子、春巻き、青菜、白身魚、牛肉炒め、野菜チャーハン、エビチリ、北京ダックでお腹いっぱい。デザートは杏仁豆腐とマンゴープリンでした。
   
  パイロットになって10分後のエピソード
試験管からパイロット免許を手渡され気分はるんるんでトーレンスへ飛投となりましたが、ガソリンが残り少ないためシグネチャーで給油することになりました。ヘリコプターを給油所へ移動しエンジンを停止した時、オレンジ郡警察がやって来て身分証明書の提示を要求してきました。二人でカリフォルニア州運転免許証を提示したのですが、納得できなかったらしく最後までヘリコプターに乗っていた龍君にパイロット免許の提示を求めてきました。たった10分前に貰ったパイロット免許を取り出し堂々と『これが私のライセンスだ』と言いながら提示していました。パイロット免許を握り手渡す龍君の手が震えているのを私は見逃しませんでした。カリフォルニアライセンスを握る手は震えていなかったのに、、、一所懸命頑張って取得したライセンスは重みある一枚の紙だったのでしょう。
 
     
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